・ダイニングテーブルはオイル仕上げとウレタン仕上げどちらが良い?
・オイル仕上げのメンテナンスは大変?メンテナンスには何が必要?
この記事ではこのような悩みを解決します。
・ダイニングテーブルはオイル仕上げがおすすめの理由
・オイル仕上げのメンテナンスはたったの1時間
・オイル仕上げがおすすめできないのはこんな人
上記は記事の中で詳しく解説します。
ちなみにこの記事の筆者は、年間15棟の住宅を設計するハウスメーカー勤務歴13年の現役建築士です。実務体験、実体験、住まい手のリアルな声を反映しているので参考になると思います。
オイルとウレタンで迷われる方はとても多いですが、この記事を読んだら安心して質感の高いオイルを選ぶことができると思います。
ダイニングテーブルはオイル仕上げがおすすめです
繰り返しになりますが、ダイニングテーブルはオイル仕上げがおすすめです。
ほとんどの方は『見た目や質感はオイルが良いけど、メンテナンス性を考えるとウレタンの方が…』『小さい子供がいるからウレタンの方が良いかも…』となりますが、この意見は少し間違っています。
オイル仕上げはメンテナンス性に優れていますし、小さい子供がいるご家庭ほどオイル仕上げがおすすめです。
オイル仕上げの優れたメンテナンス性
オイル仕上げのよく言われるデメリットは以下の通りです。
・メンテナンスが面倒
・輪染みなどができやすい
これは紛れもない事実です。しかし、以下のメリットが大きいです。
・セルフメンテナンスができる
・サンドペーパーで削ることで傷や汚れがリセットできる
つまり、メンテナンスは少し面倒だけど、いつでも新品に近い状態にセルフメンテナンスできるという点が最大のメリットです。
小さい子供がいるご家庭ほどオイルがおすすめ
小さなお子様がいると、様々な要因でテーブルが汚れやすくなります。
・食べこぼし
・飲みこぼし
・落書き(ペンが誤ってついてしまう)
これらは日常茶飯事ですよね。テーブルが汚れるのがストレスになってもいけないし、子どもへの注意が過度にストレスになってもいけません。
オイル仕上げなら、シミも汚れもいつでもセルフメンテナンスで綺麗にできるという安心感があります。こぼすたびに怒らくなても、机に書いてしまわないように注意しなくても、テーブルでお絵かき禁止にしなくても大丈夫です。
どれだけ汚しても、『あとで完璧にきれいにできる』という安心感があると心に余裕をもってお子様と接することができます。
見た目と手触りがとにかく良い
見た目と手触りはオイル仕上げの方が優れています。
木の表面に膜を作るウレタン塗装と違い、オイル仕上げは木肌をそのまま活かすことができるからです。
オイル仕上げのメンテナンスはたったの1時間です
オイル仕上げが嫌われる理由の一つに『メンテナンスが面倒』があります。
でも、メンテナンスは簡単で、1時間もあれば終了します。
メンテナンスで用意するもの
要するものは以下の通りです。
- 目の粗いやすり(#240ほどのもの)
- 目の細かいやすり(#400ほどのもの)
- ウエス(綿であれば古い布でOK)
- メンテナンスオイル
メンテナンスの手順
手順は以下の通りです。
- 【20分】目の粗いやすりで全体的に削る。汚れがひどいところを重点的に。
- 【20分】目の細かいやすりで再度表面をなでる。表面が滑らかになるまで。
- 【5分】木の削り粉をふき取る
- 【10分】ウエスにオイルを染み込ませて、塗り込む
- 【5分】ムラにならないようにウエスで優しく乾拭き
これで60分です。あとは3~4時間放置して乾かすだけ。
・やすりは木目に添って削りましょう。
・重点的に削った部分はオイルも重点的に塗り込みましょう。
メンテナンスオイルのおすすめ
やすりもウエスも特に拘る必要がないですが、オイルは商品によって仕上がりの質感や光沢に差が有ります。
家具を買った店やメーカーの純正のオイルを使用するのがベストですが、探すのが面倒な方は以下がおすすめです。
少し高いですが、これだと間違いないです。有名家具メーカーもこの商品の仕様を推奨しています。
でもこんな人はオイル仕上げはやめた方がよいかも
とはいえオイル仕上げが万能なわけではありません。
1時間のメンテナンスすら面倒、多少の汚れや傷はそのままでよいという人はウレタン塗装の方が向いています。
普通に使用する分にはウレタン塗装の方が傷も汚れの付きにくいです。
いくら簡単とはいえ、メンテナンスの手間を惜しまない人にしかオイル仕上げはおすすめできません。
おすすめのダイニングテーブル(オイル仕上げ)
以下はおすすめのダイニングテーブル(オイル仕上げ)です。