家具

ソファを購入する際に注意すること10項目【失敗しない買い方わかります】

悩んでいる人

・ソファを購入するときの注意点や失敗例を知りたい

・ソファは高額だから、購入した後に後悔したくない

・ソファをお得に購入したいけど通販は不安…

この記事はこれらのお悩みを解決します。

ソファ選びはとても難しいです。コスト、サイズ、インテリアなど考えることがとても多く、どの商品が自分にとって最適なのかわかりません。そもそもソファ購入に慣れている人なんてほとんどいないため、『失敗』が起きやすいのが現実です。

この記事を読んで頂くとソファ購入時の注意点がわかり、後悔なくソファを購入することができます。そして、なるべくお得に良い商品を購入するために通販で家具を購入する際の注意点も解説します。

【この記事の筆者】

・ハウスメーカー勤務歴13年

・年間15棟の住宅を設計している現役建築士

・建築の設計に家具は必須のため、半年に一度家具の展示会に参加し家具の情報収集、勉強をしています。実体験や住まい手の意見も参考にして記事を書いています。

ソファを購入する際に注意すること10項目

ソファを購入するときは以下の10項目に注意しましょう。

  1. 大きすぎないサイズを選ぶ
  2. 使い方や部屋の広さを考える
  3. レイアウトを考える
  4. 素材から見た目を考える
  5. 素材から座り心地と耐久性を考える
  6. 脚に注意する
  7. 肘掛に注意する
  8. メンテナンスや洗濯について確認する
  9. 搬入経路を考える
  10. 返品やクーリングオフについて確認する

これらを確認すれば後悔することなくソファを購入することができます。

大きすぎないサイズを選ぶ

意外に思われる方もいるかもしれないですが、ソファは大きすぎないサイズを選びましょう。

なぜなら、『買ったソファが大きすぎた』という失敗はとても多いからです。

これは部屋やソファの寸法検討不足が原因です。ソファの様な大きな家具を買う際は、以下のようなことを考える必要があります。

  • (ソファを置いたら)どれくらい部屋が狭くなるか
  • (ソファを置いたら) 通路がどれくらい残るか
  • (ソファを置いたら)テレビまでの距離はどれくらいになるか

このスケール感覚を研ぎ澄ませるのはなかなか難しいです。ついつい大きなソファを購入したくなりますが、必要以上に大きなサイズは部屋を狭くしてしまいます。

使い方や部屋の広さを考えて形状を決めよう

ソファの形状は使い方や部屋の広さから考えましょう。『とりあえず、カウチやL型がいい』と考えるのはNGです。

なぜなら目的(使い方)や条件(部屋の広さ)によって適切なソファの形状は異なるからです。

まず、ソファの形状は以下のような種類があります。

  • 1人掛け
  • I型(2~4人掛け)
  • カウチ型
  • L型
  • ローソファ
  • ソファベッド

使い方(目的)から考えると、以下のようになります。

  • 1人掛け    …ゆっくり読書などしてくつろぐ
  • I型(2~4人掛け)…多人数で並んで座る
  • カウチ型    …ゆったりと寝そべる
  • L型      …ゆったりと寝そべる、座面を広く使う
  • ローソファ   …床座感覚で座る
  • ソファベッド  …簡易ベッドとして使う

また、部屋の広さや条件から考えると、以下のようになります。

  • 1人掛け    …書斎や狭い空間に
  • I型(2~4人掛け)…場所を取れないリビングなど
  • カウチ型    …広い空間
  • L型      …広い空間で、コーナーなど
  • ローソファ   …和室や座卓のある空間で
  • ソファベッド  …寝室が足りないときに

レイアウトは事前に決める

ソファのレイアウトは必ず決めておきましょう。

なぜならレイアウト次第で適切なサイズや形状が変わってくるからです。

具体的には、

  • どこに置くか(場所)
  • どの向きで置くか(方向)
  • どの位置に置くか(配置寸法)

を決めます。『家具は自由に動かせるから、レイアウトは使いながら決めればよいか』という考え方は間違いです。

素材で決まる見た目

ソファの素材で見た目が決まります。素材には張地フレームがあります。

好みは個人差がありますが、張地はファブリック、フレームは木製がおしゃれに見えやすく、インテリアになじみやすいのではないかと思います。

張地が見た目を決める

張地はファブリックを含め以下のような種類があります。

  • レザー(本革)
  • フェイクレザー(合皮)
  • ファブリック(布地)

レザーは表面の光沢や色の深みから高級感のある見た目になります。使い込むほど色味が変化するのも天然素材の特徴の一つです。防汚性や防水性も高いため、綺麗な状態をキープし易いのも特徴です。

フェイクレザーはレザーと同じような見た目ですが、レザーほどの質感は出ません。しっとりとした肌触りのレザーと比べてさらさらしています。また、手入れさえすれば長持ちするレザーと違い、時間の経過とともに劣化していきます。長い目で見ると綺麗な見た目を保つのは少し難しそうです。

ファブリックは様々な素材から作られます。ポリエステル、アクリル、コットン、レーヨン、ポリプロピレン、麻、ナイロン、リネン、ポリウレタンなど。その種類は非常に多く、色・柄・質感は様々です。見た目を考えると色味や柄に目が行きがちですが、綺麗な状態を保つためにはどのように洗濯ができるのかも重要です。

フレームが見た目を決める

フレームはソファで見えてくる張地以外の部分です。具体的には

  • 金属
  • シート

などで作られています。

のフレームは温かみがあり、インテリアにとても馴染みやすいです。フレームの色とテーブルの色を合わせたりすると空間の統一感も出てきます。

シルバーやブラック色の金属フレームはモダンなイメージを出しやすいです。

コストを抑えたシートのフレームは良く見ると質感が低いです。また、時間の経過ともに劣化もします。

ウレタンフォームで決まる『座り心地と耐久性』

ソファの座り心地と耐久性は座面や背面のウレタンフォームで決まります。

とは言ってもソファ購入時にウレタンの性能まで吟味するのはなかなか難しいです。そこで以下の2つに注意してウレタン

  • 座ってみるorレビューを見て硬さを判断
  • 耐久試験の内容を確認して耐久性を判断

ちなみにウレタンは硬さや密度でその性能が決まっています。高級とされるウレタンは反発性や耐久性に優れています。何十万円もする高級ソファの金額の大半を占めるのはこの高級ウレタンです。

ウレタンについて詳細を知りたい方→ウレタンとはどんな素材?ソファ造りのプロがウレタンを基礎から解説!

脚が左右する掃除性

ソファの下は必ずホコリがたまります。掃除機が入るか、ロボット掃除機が入るかを確認しましょう。

ほとんどのソファはお掃除性を考慮されて作られていますが、デザインに拘ったソファや、逆に何も拘っていない安価なソファは対応していない可能性があります。

意外と重要な肘掛

肘掛が木でできている『長椅子』と背面と肘掛が一体となった『ボックスソファ』があります。

見た目は肘掛が木でできている長椅子の方が良いかもしれませんが、ソファに横になったときにはボックスソファの方がくつろぎやすいです。

インテリアとどのような姿勢でくつろぎたいかを考えて肘掛(アーム)の形状を検討しましょう。

メンテナンスと洗濯

ソファを買った後のことを考えるとメンテナンスと洗濯は必須です。これは張地素材によって異なり、

  • レザー → 革のメンテナンスが必要
  • フォブリック → カバーの選択が必要

となります。メンテナンス方法、洗濯方法を事前に確認しましょう。購入前に覚悟が必要です。

ちなみに、面倒くさがりな方にはメンテナンスも洗濯も必要がないフェイクレザーがおすすめです。

場合によっては搬入できないこともある

搬入経路を確認しましょう。場合に寄っては搬入できないこともあります。

具体的にチェックすべきは以下の箇所です。

  • 玄関、窓から入るか
  • 廊下を通るか
  • カーブを曲がれるか
  • ドアから入るか
  • エレベーターに乗るか

心配な個所があるなら事前に業者に確認してもらいましょう。

返品とクーリングオフ

万が一のときを考えて返品可能か、クーリングオフ対象になるかを確認しましょう。

通販の場合クーリングオフには該当しませんが、販売店のサービスで付いていることもあります。

ソファは『長期的に使用する』ということを忘れずに

ソファを購入するとき、長期で使用するということを忘れないようにしましょう。当たり前の話ですが、ソファの購入に失敗して後悔をしている人はここを忘れている人が多いです。

ソファは少なく見積もっても数年、普通は10年以上使用すると思います。長い目で見ると、以下のようなことが重要です。

  • 飽きのこないデザイン
  • 心地よい座り心地
  • 座面や背面のクッションの耐久性
  • 手間がかからないこと
  • 容易に洗濯ができること
  • 掃除が楽にできること

直感的な好みや金額など、短絡的な判断だけで購入しないように注意しましょう。

ソファをお得な通販で購入する際の注意点

なるべく良い商品を安く購入するためには家具通販がお勧めです。

なぜなら通販には以下のようなメリットがあるからです。

  • たくさんの商品の中から選べる
  • 他社の商品を比較できる
  • 店舗に行く手間がかからない

とはいえ、商品を実際に見ずに買うのは不安が残ると思います。そんな方のために通販のメリットとデメリットをまとめました。

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ソファ購入におすすめの家具サイト

安くておしゃれなソファが見つかるサイトをご紹介します。ソファ以外にもたくさん良品が売られています。

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通販は複数の家具サイトを見て商品を比較できることがメリットです。そのためには良い商品がある家具サイトを複数知る必要があります。