・せっかく外観を良くしたのに雨樋が目立ってかっこ悪い…
・こんな位置に雨樋がくるなんて計画段階で気付かなかった…
雨樋の位置や色は家の外観でとても重要です。
なぜなら玄関の前やアクセントの部分などの良く見える場所で雨樋が目立つと外観が台無しになってしまうからです。
かといって必要な雨樋を省力するわけにもいきません。雨樋は屋根に降った雨水を排水管につないでくれるという重要な役割を担っています。
どうすれば必要悪である雨樋を目立たなくさせることができるでしょうか。
雨樋といっても種類はいろいろ
雨樋が目立ってしまうという悩みは雨樋の種類を変えることで解決するかもしれません。
なぜなら、雨樋の商品によって
- サイズ
- 屋根負担面積と離隔距離
- 色柄
が異なるからです。
サイズ~竪樋の寸法が全く違う
こんな雨樋ならあっても気にならないかも知れません。
軒樋(屋根の先っぽについている水平の樋)のサイズはほぼ変わりはありませんが、竪樋(外壁につける垂直の樋)のサイズは大きく異なります。
竪樋が太いととても野暮ったく見えますが、竪樋が細いとスッキリ見えます。
タキロン社製のジェットラインは4センチ×4センチの角形状。
6~7センチの丸形状の竪樋とは存在感が全く違います。
屋根負担面積と離隔距離 ~竪樋は2本でOK
そもそも雨樋を無くすことができるかも知れません。
雨樋は一本の竪樋がどれだけの雨水を流すことができるかという集水能力を屋根の面積に応じて決めています。
一般的には竪樋一本当たり屋根25㎡ほど。30~40坪の一般的な二階建ての場合、家の四隅に必要になります。
これが集水能力の高い雨樋であれば2本で大丈夫です。
タキロン社製ジェットラインの場合一本で屋根50~60㎡ほどの降雨量を負担でき、また竪樋同士の間隔は15~20m離すことができます。
色柄 ~外壁になじむ雨樋
外壁になじんでいる雨樋ならあっても気にならないかも知れません。
外壁と違うから目立ってしまっているというケースが多分にあります。
色を選べて、外壁になじませることができたら違和感を大幅に改善されます。
これはエアコンの配管や換気扇の色でも同様のことが言えます。
外壁と近い色があるかどうかも検討材料に入れましょう。
雨樋は落ち葉がつまることがある
落ち葉やゴミが雨樋につまると雨が流れなくなります。
つまった落ち葉やゴミを取り除くのは一苦労。二階建て以上なら高所作業車がないと不可能です。
商品のよっては落ち葉避けのネットやフィルターのようなものがついています。
まとめ:雨樋は簡単に目立たないようにできる
雨樋が目立ってしまうのは設計段階での検討不足です。
商品や計画を見直せば必ず目立たない様にすることができます。
出来上がった後に後悔しないように竪樋がどこに来るか、どうにかなくせないか、目立たなくできないかを検討しましょう。