コンクリートにカーポートの雨樋からの雨垂れが…
カーポートが建物の見栄えを邪魔している…
カーポートの柱が邪魔…
カーポートが面積に入るなんて知らなかった…
カーポートがあると車の乗り降りの際に雨に濡れにくく、荷物があるときや子どもがいる時などは特に便利です。
また、車を日差しや霜から守ってくれる効果もあります。
でもカーポートにはデメリットもつきもの。
付けてから気付く失敗は数多くあります。
高いものなので、付けて失敗したとならないようにしたいですね。
デメリットをしっかり把握して後悔の無い計画をしましょう。
カーポートは見栄えも悪いし柱も邪魔
カーポートが建物の見栄えを邪魔している…
カーポートの柱が邪魔…

カーポートは基本的にかっこしいものではありません。
デザイン性が高いものも商品としてたくさん出ていますが…
やはりない方が建物自体はかっこよく見えます。
どうすればこうしたデメリットを最小限に抑えることができるでしょうか。
目立たないようにうまく計画しよう
カーポートは言ってみれば必要悪。
なるべく目立たないように計画する必要があります。
できれば片持ち一台分に
可能ならカーポートは片持ち一台分で計画しましょう。
※片持ち:片側にしか柱がないタイプ。一般的には柱二本。
柱が4本あって、アーチ状の屋根が掛かって、、
というタイプは屋根としての機能は良いですがどうしても見栄えが悪いです。
できれば柱が端にくるように
カーポートの位置はなるべく玄関近くに設けたいと思われる人が多いでしょう。
車からぬれずに玄関まで行きたいですよね。
でも注意しましょう。
玄関までの動線以外ばかり考えていると、柱が玄関の横に来るなんていうことも。
カーポートの柱がどこにくるかは要注意です。
また、柱はある程度の場所を取ります。
3メートル幅の車庫を計画したいとき、カーポートがあると20~30センチ有効幅が減ります。
柱があるのは部分的ですが、幅が減る部分があることも考慮して外構を計画しましょう。
雨樋は絶対に雨水配管につなぐ
カーポートには雨樋がついています。
屋根の上に降った雨水が樋を伝って土間まで下りてくるわけですが…
垂れ流しにしないで必ず雨水配管につないで下さい。
埋め込んでいないと割れるし、コンクリートがあっという間に汚れます。
これはもう絶対。つながない理由がありません。





魅せるカーポート
いっそのことデザイン性のとても高いカーポートを使うという手もあります。
極端なことを言うとこれらは建物より目立ちます。
金額もとても高いですが、ガレージ好きにはお勧めです。


カーポートのマイナーオプション
カーポートにはたくさんのマイナーオプションがあります。
知っていたら最初からつけたのに…とならないように予め知っておきましょう。
- 熱線遮断ポリカ
- 照明
- コンセント
数あるオプションですが、これらが特にお勧めです。
熱線遮断ポリカ

カーポートの屋根材は大抵がポリカです。
その中に熱線遮断タイプというものがあります。
真夏でもその直下は日陰のように涼しく、プールやBBQにも最適です。
照明

夜仕事から帰ってきた時など便利。
車内灯だけではどうしても暗いです。
コンセント

車の掃除などで外部コンセントを使う時があります。
家の壁にコンセントがあってもいざ使う時に少し距離があると使い勝手が悪いです。
EVコンセントなどを合わせて計画しておくと電気自動車を持っていない人にとても将来的な備えになります。
知っておかないといけない『建蔽率』
建物の面積には計画できる上限があります。
これを建蔽率といい、敷地面積に対して定められた係数によってその上限が決められています。
そして、カーポートは面積カウントされます。
建物とカーポートの面積の合計が申請上問題ないかどうか見ていく必要があります。
また、増築の際も要注意。
カーポートを後からつけて面積オーバーになっていたら法令違反です。
あり得ないことですが、そのことを気にしなくて(知らなくて)カーポートを施工する業者もいるから注意が必要です。
まとめ:カーポートは存在感が出ない様な配慮を
カーポートを計画する際のデメリットをしっかり把握して、なるべく存在感が出ないようにしましょう。
- 外観デザインに注意
- 柱の位置に注意
- 雨樋が雨水配管に繋がれているか
- 申請面積に含まれるので建蔽率に注意
- プラスアルファのアイテム(熱線遮断ポリカ、照明、コンセントなど)でより便利に
などを特に気を付けて下さい。